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咽頭がん
をテンプレートにして作成 ::
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:咽頭がん をテンプレートにして作成
開始行:
#norelated
#contents
*上咽頭がん 中咽頭がん 下咽頭がん 概要
咽頭がんは上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんとに分かれま...
-上咽頭
上咽頭は鼻の突き当たりで、上方は頭蓋骨、上外側は眼があり...
上咽頭がんでは頸部リンパ節転移も多く、多様な症状を示しま...
-中咽頭
中咽頭は上咽頭の下方で軟口蓋の高さで区切られます。中咽頭...
-下咽頭
下咽頭は中咽頭の下方で、食道入口部までが範囲です。下咽頭...
中咽頭がんや下咽頭がんでは、食道がんとの重複がんが多いの...
**症状
-上咽頭がん
頸部腫瘤と耳症状が最も多い症状です。耳症状としては詰まる...
-中咽頭がん
咽頭痛や嚥下痛、のどのはれた感じなどが多くみられる症状で...
-下咽頭がん
のどが詰まった感じや咽頭の違和感に始まり、嚥下痛、咽頭痛...
**原因
-上咽頭がん
EBウイルスの関与がいわれています。
--EBウイルス
EBウイルスとは、エプスタインとバールという人によって1964...
EBウイルスに感染すると、発熱が続く、リンパ節腫脹、咽頭痛...
-中咽頭がん、下咽頭がん
アルコールやたばこ、食物、環境因子などと因果関係があると...
近年、咽頭がんでは、パピローマウイルスの関与が注目されて...
**診療科
耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、形成外科、腫瘍内科、放射線腫瘍科
-がん専門施設
-頭頸部がんの専門医がいる病院
**検査
-上咽頭がん
鼻咽腔ファイバースコープ(内視鏡)検査で直接がんを観察し...
遠隔転移が多いので肺転移や全身への転移を調べるため、肺CT...
-中咽頭がん
直接観察ができるので視診と触診が重要です。CT、MRIもがんの...
-下咽頭がん
直接肉眼的に見ることはできないので、内視鏡検査による観察...
特にNBI(狭域帯)内視鏡が有用です。表在がんなど小さいがん...
食道がんとの重複がんを調べるためには、上部消化管ファイバ...
**診断
-上咽頭がん
--内視鏡検査
細い内視鏡を鼻から挿入し、組織を採取します。
--抗EBV血清抗体価
その大多数が未分化癌のうちリンパ上皮腫であり、この腫瘍は...
--画像検査
X線検査やCT、MRIで腫瘍の広がり、特に頭蓋底への浸潤...
-中咽頭がん
中咽頭は視診、触診が容易に出来る部位です。視診でははっき...
--画像検査
X線検査やCT、MRIで腫瘍の広がり、特に副咽頭間隙への...
--消化器内視鏡検査
気道、消化管を中心とした多発癌や重複癌の頻度が高いので、...
-下咽頭がん
下咽頭は喉頭の裏側にあるという解剖学的特長から早期での診...
--画像検査
上部消化管透視検査が比較的有効で、このとき食道癌も見つか...
--消化器内視鏡検査
気道、消化管を中心とした多発癌や重複癌の頻度が高いので、...
**病期 ステージ
咽頭がんは病巣の広がりの状況で0~IV期に分類されます。
-上咽頭がん
--0期
癌原発巣が上皮内にとどまる極早期の段階。
--I期
癌原発巣が上咽頭に限局し、リンパ節転移を認めない段階。
--IIA期
癌原発巣が中咽頭および/または鼻腔に伸展、傍咽頭間隙への...
--IIB期
癌原発巣が傍咽頭間隙への伸展を伴わない状態で、鎖骨上窩よ...
--III期
癌原発巣の伸展が傍咽頭間隙までの状態で、鎖骨上窩より上方...
--IVA期
癌原発巣が頭蓋内、脳神経、側頭下窩、下咽頭、眼窩、咀嚼筋...
--IVB期
癌原発巣の状態とは関係なく、6cmより大きなリンパ節転移を...
--IVC期
癌が他の部位、たとえば肺や肝臓などに転移している段階。
-中咽頭がん
--0期
癌原発巣が上皮内にとどまる極早期の段階。
--I期
癌原発巣が2cm以下で、リンパ節転移を認めない段階。
--II期
癌原発巣が2cmより大きく4cm以下で、リンパ節転移を認...
--III期
癌原発巣が4cm以下の状態で、同側に単発で3cm以下のリ...
--IVA期
癌原発巣が喉頭などへ浸潤しない状態で、同側に単発で3cm...
--IVB期
リンパ節転移の状態とは関係なく、癌原発巣が外側翼突筋、翼...
--IVC期
癌が他の部位、たとえば肺や肝臓などに転移している段階。
-下咽頭がん
--0期
癌原発巣が上皮内にとどまる極早期の段階。
--I期
癌原発巣が2cm以下、あるいは下咽頭の1亜部位(輪状後部...
--II期
癌原発巣が2cmより大きく4cm以下、あるいは下咽頭の1...
--III期
癌原発巣が4cm以下、あるいは喉頭の固定が状態で、同側に...
--IVA期
癌原発巣が甲状軟骨や甲状腺、食道など周囲臓器へ浸潤しない...
--IVB期
リンパ節転移の状態とは関係なく、癌原発巣が椎前筋膜、縦隔...
--IVC期
癌が他の部位、たとえば肺や肝臓などに転移している段階。
**薬
-(一般名:)
**治療法
***上咽頭がんの治療
放射線治療と抗がん薬治療(化学療法)を組み合わせて行うの...
放射線治療後に補助化学療法を行う方法や放射線照射に抗がん...
放射線治療と化学療法の2つを組み合わせることにより、治療...
-放射線療法
第一選択となります。高エネルギーのX線を頸の外から照射し...
-外科療法
一時治療に手術は行われません。残存、再発腫瘍に対して、手...
-化学療法
上咽頭癌は頭頸部癌の中で化学療法の効果が最も期待されてい...
副作用としては嘔気、食欲不振などの消化器症状や、白血球減...
***中咽頭がんの治療
I期やII期のがんでは放射線治療となります。外照射では治療後...
一方、III期、IV期の進行がんでは手術治療になり、その場合に...
-放射線療法
第一選択となります。高エネルギーのX線を頸の外から照射し...
-外科療法
--口内法
機能温存が可能です。表在性の腫瘍、口蓋扁桃の腫瘍が主体と...
--咽頭切開法(下顎骨温存)
舌根部の腫瘍など、その適応は限定されます。術後の機能は下...
--下顎骨離断法
下顎骨の骨切を行い中咽頭の視野を広く確保する方法で、進行...
-化学療法
中咽頭癌もプラチナ製剤を中心とした多剤併用療法に感受性が...
副作用としては嘔気、食欲不振などの消化器症状や、白血球減...
***下咽頭がんの治療
手術治療が第一選択となります。初診時にすでに進行がんにな...
最近では、限局した下咽頭がんでは、がんを部分的に切除して...
-手術療法
--喉頭温存・下咽頭部分切除術
音声機能が保たれる利点はあるが、根治性が低くなるという欠...
--喉頭摘出・下咽頭部分切除術
--下咽頭・喉頭・頸部食道切除術
一般的に行われる頻度が最も高い術式です。
--下咽頭・喉頭・全食道抜去術
下咽頭部分切除で咽頭粘膜が全周の1/3以上温存された場合...
-放射線療法
根治を目的にした放射線療法は早期癌の一部に行われます。1...
-化学療法
補助療法として使用されます。術前に使用されることが多く、...
**予後
-上咽頭がん
放射線単独療法では5年生存率が40%前後ですが、放射線療法...
-中咽頭がん
I~II期癌の5年生存率は50~70%です。
進行癌の5年生存率は保存的治療(放射線療法+化学療法のみ)...
-下咽頭がん
放射線療法の局所制御率はI期で70~80%、II期で50~6...
**罹患した著名人
-ワッキー お笑いコンビ「ペナルティ」
2020年4月上旬、首にしこりのようなものを感じ、検査の結果、...
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*上咽頭がん 中咽頭がん 下咽頭がん 概要
咽頭がんは上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんとに分かれま...
-上咽頭
上咽頭は鼻の突き当たりで、上方は頭蓋骨、上外側は眼があり...
上咽頭がんでは頸部リンパ節転移も多く、多様な症状を示しま...
-中咽頭
中咽頭は上咽頭の下方で軟口蓋の高さで区切られます。中咽頭...
-下咽頭
下咽頭は中咽頭の下方で、食道入口部までが範囲です。下咽頭...
中咽頭がんや下咽頭がんでは、食道がんとの重複がんが多いの...
**症状
-上咽頭がん
頸部腫瘤と耳症状が最も多い症状です。耳症状としては詰まる...
-中咽頭がん
咽頭痛や嚥下痛、のどのはれた感じなどが多くみられる症状で...
-下咽頭がん
のどが詰まった感じや咽頭の違和感に始まり、嚥下痛、咽頭痛...
**原因
-上咽頭がん
EBウイルスの関与がいわれています。
--EBウイルス
EBウイルスとは、エプスタインとバールという人によって1964...
EBウイルスに感染すると、発熱が続く、リンパ節腫脹、咽頭痛...
-中咽頭がん、下咽頭がん
アルコールやたばこ、食物、環境因子などと因果関係があると...
近年、咽頭がんでは、パピローマウイルスの関与が注目されて...
**診療科
耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、形成外科、腫瘍内科、放射線腫瘍科
-がん専門施設
-頭頸部がんの専門医がいる病院
**検査
-上咽頭がん
鼻咽腔ファイバースコープ(内視鏡)検査で直接がんを観察し...
遠隔転移が多いので肺転移や全身への転移を調べるため、肺CT...
-中咽頭がん
直接観察ができるので視診と触診が重要です。CT、MRIもがんの...
-下咽頭がん
直接肉眼的に見ることはできないので、内視鏡検査による観察...
特にNBI(狭域帯)内視鏡が有用です。表在がんなど小さいがん...
食道がんとの重複がんを調べるためには、上部消化管ファイバ...
**診断
-上咽頭がん
--内視鏡検査
細い内視鏡を鼻から挿入し、組織を採取します。
--抗EBV血清抗体価
その大多数が未分化癌のうちリンパ上皮腫であり、この腫瘍は...
--画像検査
X線検査やCT、MRIで腫瘍の広がり、特に頭蓋底への浸潤...
-中咽頭がん
中咽頭は視診、触診が容易に出来る部位です。視診でははっき...
--画像検査
X線検査やCT、MRIで腫瘍の広がり、特に副咽頭間隙への...
--消化器内視鏡検査
気道、消化管を中心とした多発癌や重複癌の頻度が高いので、...
-下咽頭がん
下咽頭は喉頭の裏側にあるという解剖学的特長から早期での診...
--画像検査
上部消化管透視検査が比較的有効で、このとき食道癌も見つか...
--消化器内視鏡検査
気道、消化管を中心とした多発癌や重複癌の頻度が高いので、...
**病期 ステージ
咽頭がんは病巣の広がりの状況で0~IV期に分類されます。
-上咽頭がん
--0期
癌原発巣が上皮内にとどまる極早期の段階。
--I期
癌原発巣が上咽頭に限局し、リンパ節転移を認めない段階。
--IIA期
癌原発巣が中咽頭および/または鼻腔に伸展、傍咽頭間隙への...
--IIB期
癌原発巣が傍咽頭間隙への伸展を伴わない状態で、鎖骨上窩よ...
--III期
癌原発巣の伸展が傍咽頭間隙までの状態で、鎖骨上窩より上方...
--IVA期
癌原発巣が頭蓋内、脳神経、側頭下窩、下咽頭、眼窩、咀嚼筋...
--IVB期
癌原発巣の状態とは関係なく、6cmより大きなリンパ節転移を...
--IVC期
癌が他の部位、たとえば肺や肝臓などに転移している段階。
-中咽頭がん
--0期
癌原発巣が上皮内にとどまる極早期の段階。
--I期
癌原発巣が2cm以下で、リンパ節転移を認めない段階。
--II期
癌原発巣が2cmより大きく4cm以下で、リンパ節転移を認...
--III期
癌原発巣が4cm以下の状態で、同側に単発で3cm以下のリ...
--IVA期
癌原発巣が喉頭などへ浸潤しない状態で、同側に単発で3cm...
--IVB期
リンパ節転移の状態とは関係なく、癌原発巣が外側翼突筋、翼...
--IVC期
癌が他の部位、たとえば肺や肝臓などに転移している段階。
-下咽頭がん
--0期
癌原発巣が上皮内にとどまる極早期の段階。
--I期
癌原発巣が2cm以下、あるいは下咽頭の1亜部位(輪状後部...
--II期
癌原発巣が2cmより大きく4cm以下、あるいは下咽頭の1...
--III期
癌原発巣が4cm以下、あるいは喉頭の固定が状態で、同側に...
--IVA期
癌原発巣が甲状軟骨や甲状腺、食道など周囲臓器へ浸潤しない...
--IVB期
リンパ節転移の状態とは関係なく、癌原発巣が椎前筋膜、縦隔...
--IVC期
癌が他の部位、たとえば肺や肝臓などに転移している段階。
**薬
-(一般名:)
**治療法
***上咽頭がんの治療
放射線治療と抗がん薬治療(化学療法)を組み合わせて行うの...
放射線治療後に補助化学療法を行う方法や放射線照射に抗がん...
放射線治療と化学療法の2つを組み合わせることにより、治療...
-放射線療法
第一選択となります。高エネルギーのX線を頸の外から照射し...
-外科療法
一時治療に手術は行われません。残存、再発腫瘍に対して、手...
-化学療法
上咽頭癌は頭頸部癌の中で化学療法の効果が最も期待されてい...
副作用としては嘔気、食欲不振などの消化器症状や、白血球減...
***中咽頭がんの治療
I期やII期のがんでは放射線治療となります。外照射では治療後...
一方、III期、IV期の進行がんでは手術治療になり、その場合に...
-放射線療法
第一選択となります。高エネルギーのX線を頸の外から照射し...
-外科療法
--口内法
機能温存が可能です。表在性の腫瘍、口蓋扁桃の腫瘍が主体と...
--咽頭切開法(下顎骨温存)
舌根部の腫瘍など、その適応は限定されます。術後の機能は下...
--下顎骨離断法
下顎骨の骨切を行い中咽頭の視野を広く確保する方法で、進行...
-化学療法
中咽頭癌もプラチナ製剤を中心とした多剤併用療法に感受性が...
副作用としては嘔気、食欲不振などの消化器症状や、白血球減...
***下咽頭がんの治療
手術治療が第一選択となります。初診時にすでに進行がんにな...
最近では、限局した下咽頭がんでは、がんを部分的に切除して...
-手術療法
--喉頭温存・下咽頭部分切除術
音声機能が保たれる利点はあるが、根治性が低くなるという欠...
--喉頭摘出・下咽頭部分切除術
--下咽頭・喉頭・頸部食道切除術
一般的に行われる頻度が最も高い術式です。
--下咽頭・喉頭・全食道抜去術
下咽頭部分切除で咽頭粘膜が全周の1/3以上温存された場合...
-放射線療法
根治を目的にした放射線療法は早期癌の一部に行われます。1...
-化学療法
補助療法として使用されます。術前に使用されることが多く、...
**予後
-上咽頭がん
放射線単独療法では5年生存率が40%前後ですが、放射線療法...
-中咽頭がん
I~II期癌の5年生存率は50~70%です。
進行癌の5年生存率は保存的治療(放射線療法+化学療法のみ)...
-下咽頭がん
放射線療法の局所制御率はI期で70~80%、II期で50~6...
**罹患した著名人
-ワッキー お笑いコンビ「ペナルティ」
2020年4月上旬、首にしこりのようなものを感じ、検査の結果、...
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