現: 2016-08-25 (木) 13:39:21 kondo | |||
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+ | *概要 [#p3b6fae6] | ||
+ | PAO2(肺胞気酸素分圧)とは、吸気が肺胞に達したときの酸素分圧のことである。 | ||
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+ | 室内空気下(room air下)では、酸素分圧は160mmHgだが加湿や二酸化炭素分圧などの要因によって、肺胞に達したときには100mmHgにまで低下する。 | ||
+ | そして、肺胞に達した酸素は、拡散によって血管へと溶け込む。このときに酸素はさらに減少する。この減少分を「肺胞気‐動脈血酸素分圧差(A-aDO2)」と呼ぶ。 | ||
+ | A-aDO2の増減は呼吸不全の評価の際に重要になる。通常、A-aDO2は成人では5~10mmHg程度であるが、高齢者になるほど高値になる。原因としては、肺炎や慢性呼吸器疾患、急性呼吸促拍症候群など様々なものがある。 | ||
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+ | PAO2(肺胞気酸素分圧)、A-aDO2(肺胞気‐動脈血酸素分圧差)はそれぞれ以下の式から求めることができる。 | ||
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+ | PAO2=(760-47)×FiO2-PaO2/0.8 | ||
+ | A-aDO2=PAO2-PaO2 |
- PAO2 のバックアップ差分(No. All)
- 現: 2016-08-25 (木) 13:39:21 kondo
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