5: 2019-04-25 (木) 21:15:13 kondo | 現: 2022-03-19 (土) 16:45:30 kondo | ||
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Line 3: | Line 3: | ||
*エドキサバントシル酸塩水和物 (Edoxaban tosilate hydrate) [#h06dea16] | *エドキサバントシル酸塩水和物 (Edoxaban tosilate hydrate) [#h06dea16] | ||
''経口FXa阻害剤'' | ''経口FXa阻害剤'' | ||
- | -リクシアナ錠 (製薬会社:第一三共株式会社 ) | + | -リクシアナ錠 (製薬会社:製造販売元 第一三共株式会社 ) |
- | -リクシアナOD錠 (製薬会社:第一三共株式会社 ) | + | -リクシアナOD錠 (製薬会社:製造販売元 第一三共株式会社 ) |
**作用と効果 [#gbde9835] | **作用と効果 [#gbde9835] | ||
- | -非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制 | + | -非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制 |
+ | -静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制 | ||
+ | -下記の下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制 | ||
+ | 膝関節全置換術、股関節全置換術、股関節骨折手術 | ||
+ | |||
- | -静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症および肺血栓塞栓症)の治療および再発抑制 | ||
- | 血液凝固の経路のうち活性化血液凝固第X因子を阻害することにより、血液の凝固をおさえます。手術後は出血を止めるために普段よりもからだは血液が固まりやすい状態になります。また手術による血管の損傷や、安静にしていることでより血液が固まりやすくなります。 | ||
- | 特に下肢にできた血の塊(血栓)が血管をとおって肺まで届くと肺の血管に詰まることがありますが、それを防ぐ働きがあります。通常、膝関節全置換術、股関節全置換術、股関節骨折手術の手術施行患者における静脈血栓症の発症を抑制するために用いられます。 | ||
- | -下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制 | ||
**用法・用量 [#x2c52b81] | **用法・用量 [#x2c52b81] | ||
- | 非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制 | + | -非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制 |
通常、成人には、エドキサバンとして以下の用量を1日1回経口投与する。 | 通常、成人には、エドキサバンとして以下の用量を1日1回経口投与する。 | ||
- | -体重60kg以下:30mg | ||
- | -体重60kg超 :60mg なお、腎機能、併用薬に応じて1日1回30mgに減量する。 | ||
+ | --体重60kg以下:30mg | ||
+ | --体重60kg超:60mg なお、腎機能、併用薬に応じて1日1回30mgに減量する。 | ||
- | 静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制 | + | また、出血リスクが高い高齢の患者では、年齢、患者の状態に応じて1日1回15mgに減量できる。 |
+ | |||
+ | -静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制 | ||
通常、成人には、エドキサバンとして以下の用量を1日1回経口投与する。 | 通常、成人には、エドキサバンとして以下の用量を1日1回経口投与する。 | ||
- | -体重60kg以下:30mg | ||
- | -体重60kg超 :60mg なお、腎機能、併用薬に応じて1日1回30mgに減量する。 | ||
- | 下記の下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制 | + | --体重60kg以下:30mg |
- | -膝関節全置換術、股関節全置換術、股関節骨折手術 | + | --体重60kg超:60mg なお、腎機能、併用薬に応じて1日1回30mgに減量する。 |
+ | -下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制 | ||
+ | 通常、成人には、エドキサバンとして30mgを1日1回経口投与する。 | ||
**副作用 [#f0477f2b] | **副作用 [#f0477f2b] | ||
- | 非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制 | ||
- | 主な副作用は、鼻出血、血尿、挫傷 等 | ||
- | |||
- | 静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制 | ||
- | 主な副作用は、鼻出血、月経過多、肝酵素上昇 等 | ||
- | |||
- | 下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制〉 | ||
- | 主な副作用は、出血(尿中血陽性、皮下出血、創傷出血 等)、γ-GTP上昇、ALT(GPT)上昇 | ||
***重大な副作用 [#r6ffd0f2] | ***重大な副作用 [#r6ffd0f2] | ||
- | -重大な出血 | + | -出血 |
- | --消化管出血 | + | 消化管出血、頭蓋内出血、眼内出血、創傷出血、後腹膜出血等の重大な出血が生じることがある。 |
- | 吐血、黒色便・血便、腹痛、食欲不振 | + | |
- | --頭蓋内出血 | + | |
- | 吐き気、めまい、麻痺、感覚障害 | + | |
- | --眼内出血 | + | |
- | 目のかすみ、視力障害 | + | |
- | --創傷出血 | + | |
- | --後腹膜出血 | + | |
-肝機能障害、黄疸 | -肝機能障害、黄疸 | ||
- | AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。 | + | AST、ALTの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。 |
+ | -間質性肺疾患 | ||
+ | 咳嗽、息切れ、呼吸困難、発熱、肺音の異常等があらわれることがある。 | ||
+ | 血痰、肺胞出血を伴う場合もある | ||
+ | - | ||
+ | - | ||
***その他の副作用 [#s0a3bdad] | ***その他の副作用 [#s0a3bdad] | ||
|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):10%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):1~10%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| | |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):10%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):1~10%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| | ||
- | |血液及びリンパ系障害|-|貧血|血小板数増加、好酸球増多|-| | + | |血液及びリンパ系障害|-|貧血|血小板数増加、好酸球増多|血小板数減少| |
|出血傾向|-|鼻出血、血尿(尿中血陽性等)、皮下出血、挫傷、創傷出血|月経過多、関節内血腫|-| | |出血傾向|-|鼻出血、血尿(尿中血陽性等)、皮下出血、挫傷、創傷出血|月経過多、関節内血腫|-| | ||
|肝臓|-|肝機能異常|γ-GTP上昇、ALT(GPT)上昇、ビリルビン上昇、AST(GOT)上昇、ALP上昇、LDH上昇|-| | |肝臓|-|肝機能異常|γ-GTP上昇、ALT(GPT)上昇、ビリルビン上昇、AST(GOT)上昇、ALP上昇、LDH上昇|-| | ||
Line 65: | Line 59: | ||
//|生殖系及び乳房||||| | //|生殖系及び乳房||||| | ||
//|精神系||||| | //|精神系||||| | ||
- | |神経系|-|-|頭痛|-| | + | |神経系|-|-|頭痛|浮動性めまい| |
//|感覚器||||| | //|感覚器||||| | ||
//|眼||||| | //|眼||||| | ||
Line 72: | Line 66: | ||
//|血管||||| | //|血管||||| | ||
//|呼吸器||||| | //|呼吸器||||| | ||
- | |消化器|-|-|下痢|悪心| | + | |消化器|-|-|下痢|悪心、腹痛| |
//|皮膚・皮下組織系||||| | //|皮膚・皮下組織系||||| | ||
- | //|過敏症||||| | + | |過敏症|-|-|発疹、そう痒|血管浮腫、蕁麻疹| |
//|下垂体・副腎皮質系||||| | //|下垂体・副腎皮質系||||| | ||
//|免疫系||||| | //|免疫系||||| |
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