現: 2013-04-26 (金) 20:26:18 seriza | |||
---|---|---|---|
Line 1: | Line 1: | ||
+ | #norelated | ||
+ | #contents | ||
+ | *シスプラチン注射液 [#nb671738] | ||
+ | ''抗悪性腫瘍剤 白金を含有'' | ||
+ | -ランダ注 (製薬会社:日本化薬株式会社) | ||
+ | **作用と効果 [#v95f7ee4] | ||
+ | がん細胞のDNA 合成を阻害する作用により、がん細胞の増殖を抑制します。 | ||
+ | -シスプラチン通常療法 | ||
+ | 睾丸腫瘍、膀胱癌、腎盂・尿管腫瘍、前立腺癌、卵巣癌、頭頸部癌、非小細胞肺癌、食道癌、子宮頸癌、神経芽細胞腫、胃癌、小細胞肺癌、骨肉腫、胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)、悪性胸膜中皮腫、胆道癌 | ||
+ | -以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法 | ||
+ | 悪性骨腫瘍、子宮体癌(術後化学療法、転移・再発時化学療法)、再発・難治性悪性リンパ腫、小児悪性固形腫瘍(横紋筋肉腫、神経芽腫、肝芽腫その他肝原発悪性腫瘍、髄芽腫等) | ||
+ | -M-VAC(エムバック)療法 | ||
+ | 尿路上皮癌 | ||
+ | **用法・用量 [#dc43e6dd] | ||
+ | ()内の使用方法は症状にあわせて、選択されます。 | ||
+ | |睾丸腫瘍、膀胱がん、腎盂・尿管腫瘍、前立腺がん|A法(C法)| | ||
+ | |卵巣がん|B法(A法、C法)| | ||
+ | |頭頸部がん|D法(B法)| | ||
+ | |非小細胞肺がん|E法(F法)| | ||
+ | |食道がん|B法(A法)| | ||
+ | |子宮頸がん|A法(E法)| | ||
+ | |神経芽細胞腫、胃がん、小細胞肺がん|E法| | ||
+ | |骨肉腫|G法| | ||
+ | |胚細胞腫瘍|F法| | ||
+ | |悪性胸膜中皮腫|H法| | ||
+ | |胆道がん|I法| | ||
+ | |悪性骨腫瘍、子宮体がん|〔1〕| | ||
+ | |再発・難治性悪性リンパ腫|〔2-1〕または〔2-2〕| | ||
+ | |小児悪性固形腫瘍(横紋筋肉腫、神経芽腫、肝芽腫その他肝原発悪性腫瘍、髄芽腫等)|〔3-1〕または〔3-2〕| | ||
+ | |尿路上皮がん|M-VAC療法| | ||
+ | |||
+ | |||
+ | |〔A法〕|1日1回15~20mg/m2(体表面積)を5日間注射します。|5日間注射後、少なくとも2週間休薬する(1クール[3週間] 繰り返す)| | ||
+ | |〔D法〕|1日1回10~20mg/m2(体表面積)を5日間注射します。|^| | ||
+ | |〔F法〕|1日1回20mg/m2(体表面積)を5日間注射します。|^| | ||
+ | |〔3-2〕|他の抗悪性腫瘍剤と併用します。1日1回20mg/m2(体表面積)を5日間注射します。|^| | ||
+ | |〔B法〕|50~70mg/m2(体表面積)を1回注射します。|1回注射後、少なくとも3週間休薬する(1クール[3週間] 繰り返す)| | ||
+ | |〔E法〕|70~90mg/m2(体表面積)を1回注射します。|^| | ||
+ | |〔G法〕|100mg/m2(体表面積)を1回注射します。|^| | ||
+ | |〔1〕|ドキソルビシン塩酸塩と併用します。悪性骨腫瘍の場合、100mg/m2(体表面積)子宮体がんの場合、50mg/m2(体表面積)を1回注射します。|^| | ||
+ | |〔3-1〕|他の抗悪性腫瘍剤と併用します。60~100mg/m2(体表面積)を1回注射します。|^| | ||
+ | |〔C法〕|25~35mg/m2(体表面積)を1回注射します。|1回注射後、少なくとも1週間休薬する(1クール[1週間] 繰り返す)| | ||
+ | |〔H法〕|ペメトレキセドと併用します。75mg/m2(体表面積)を1回注射します。|1回注射後、少なくとも20日休薬する(1クール[3週間] 繰り返す)| | ||
+ | |〔2-1〕|他の抗悪性腫瘍剤と併用します。1日間かけて100mg/m2(体表面積)を持続静注((小型の特殊なポンプを使って、静脈内に少しずつ薬を送りこむ方法))します。|^| | ||
+ | |〔I法〕|ゲムシタビン塩酸塩と併用します。1日目と8日目に25mg/m2(体表面積)を60分かけて点滴注射します。|1回注射後、7日間休薬し、8日目に注射後、少なくとも13日間休薬する(1クール[3週間] 繰り返す)| | ||
+ | |〔2-2〕|他の抗悪性腫瘍剤と併用します。1日量25mg/m2(体表面積)を4日間連続持続静注します。|4日間注射後、少なくとも17日間休薬する(1クール[3週間] 繰り返す)| | ||
+ | |〔M-VAC療法〕|メトトレキサート、ビンブラスチン硫酸塩、ドキソルビシン塩酸塩と併用します。この薬は2日目に70mg/m2(体表面積)を注射します。|2日目に注射後、少なくとも26日間休薬する(1クール[4週間] 繰り返す)| | ||
+ | |||
+ | **副作用 [#mf162b43] | ||
+ | -急性腎不全 | ||
+ | からだがだるい、からだのむくみ、疲れやすい、意識の低下、頭痛、眼がはれぼったい、息苦しい、尿がでない、尿量が減る | ||
+ | -汎血球減少等の骨髄抑制 | ||
+ | めまい、鼻血、歯ぐきの出血、出血しやすい、あおあざができる、出血が止まりにくい、耳鳴り、息切れ、動悸(どうき)、発熱、からだがだるい | ||
+ | -ショック | ||
+ | 冷や汗、めまい、意識がうすれる、考えがまとまらない、血の気が引く、息切れ、判断力の低下 | ||
+ | -アナフィラキシー様症状 | ||
+ | からだがだるい、ふらつき、意識の低下、考えがまとまらない、ほてり、眼と口唇のまわりのはれ、しゃがれ声、息苦しい、息切れ、動悸、じんましん、判断力の低下 | ||
+ | -聴力低下・難聴 | ||
+ | 耳が聞こえにくい、耳鳴り、声や音がきこえない | ||
+ | -耳鳴 | ||
+ | 耳鳴り | ||
+ | -うっ血乳頭 | ||
+ | 視力の低下 | ||
+ | -球後視神経炎 | ||
+ | 眼の痛み、眼球を動かすと痛い、片眼又は両眼の視力が突然下がる | ||
+ | -皮質盲 | ||
+ | 明暗がわからない | ||
+ | -脳梗塞 | ||
+ | 片側のまひ、意識の低下、考えがまとまらない、頭痛、しゃべりにくい、吐き気、嘔吐、手足のまひ、しびれ、半身不随、意識を失って深く眠りこむ、判断力の低下 | ||
+ | -一過性脳虚血発作 | ||
+ | めまい、頭痛、一時的な片側の顔のまひ、視力の低下、物が見えない、一時的な片側の手足のまひ、しびれ、しゃべりにくい、軽度の意識障害 | ||
+ | -溶血性尿毒症症候群 | ||
+ | けいれん、むくみ、発熱、貧血、意識の低下、考えがまとまらない、白目が黄色くなる、息苦しい、息切れ、紫色のあざ、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、尿量が減る、しびれ、判断力の低下 | ||
+ | -心筋梗塞 | ||
+ | 冷や汗、急激に胸を強く押さえつけられた感じ、狭心痛、息苦しい | ||
+ | -狭心症 | ||
+ | 冷や汗、胸がしめつけられる感じ、胸が押しつぶされるような感じ、胸の痛み、胸を強く押さえつけた感じ | ||
+ | -うっ血性心不全 | ||
+ | からだがだるい、全身のむくみ、吐き気、息苦しい、動く時の息切れ | ||
+ | -不整脈 | ||
+ | めまい、胸がドキドキする、胸の痛み、気を失う | ||
+ | -溶血性貧血 | ||
+ | からだがだるい、ふらつき、疲れやすい、立ちくらみ、めまい、頭が重い、白目が黄色くなる、動く時の動悸や息切れ、皮膚が黄色くなる、褐色尿 | ||
+ | -間質性肺炎 | ||
+ | 発熱、から咳、息苦しい、息切れ | ||
+ | -抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 | ||
+ | けいれん、意識の低下、頭痛、吐き気、嘔吐、食欲不振 | ||
+ | -劇症肝炎 | ||
+ | 発熱、意識がなくなる、意識の低下、考えがまとまらない、頭痛、白目が黄色くなる、吐き気、嘔吐、食欲不振、羽ばたくような手のふるえ、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、判断力の低下 | ||
+ | -肝機能障害 | ||
+ | からだがだるい、白目が黄色くなる、吐き気、嘔吐、食欲不振、かゆみ、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる | ||
+ | -黄疸 | ||
+ | 白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿が褐色になる | ||
+ | -消化管出血 | ||
+ | 血を吐く、吐き気、嘔吐、腹痛、血が混ざった便、黒色便、 | ||
+ | -消化性潰瘍 | ||
+ | 胸やけ、胃もたれ、背中の痛み | ||
+ | -消化管穿孔 | ||
+ | 吐き気、激しい腹痛、嘔吐 | ||
+ | -急性膵炎 | ||
+ | 発熱、吐き気、嘔吐、急に激しくおなかが痛む、急に激しく腰や背中が痛む | ||
+ | -高血糖 | ||
+ | からだがだるい、脱力感 | ||
+ | -糖尿病の悪化 | ||
+ | からだがだるい、体重が減る、のどの渇き、水を多く飲む、尿の量が増える | ||
+ | -横紋筋融解症 | ||
+ | 脱力感、手のしびれ、手足のこわばり、足のしびれ、筋肉の痛み、赤褐色尿 | ||
+ | -白質脳症(可逆性後白質脳症症候群を含む) | ||
+ | けいれん、ふらつき、ぼんやりする、意識がなくなる、しゃべりにくい、覚えられない、物忘れ、意識障害、視力障害 | ||
+ | |||
+ | ***稀な副作用 [#q485b493] | ||
+ | - | ||
+ | |||
+ | **ジェネリック医薬品 [#z39cbeba] | ||
+ | - |
- ランダ注 のバックアップ差分(No. All)
- 現: 2013-04-26 (金) 20:26:18 seriza
スポンサーリンク
ぺージ情報 | |
---|---|
ぺージ名 : | ランダ注 |
ページ別名 : | 未設定 |
ページ作成 : | seriza |
閲覧可 | |
グループ : | すべての訪問者 |
ユーザー : | すべての訪問者 |
編集可 | |
グループ : | 登録ユーザ |
ユーザー : | なし |
Counter: 3825,
today: 1,
yesterday: 0