3: 2014-12-03 (水) 12:10:44 seriza | 現: 2021-06-23 (水) 16:38:49 kondo | ||
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Line 3: | Line 3: | ||
*エチゾラム(Etizolam) [#gb156cd3] | *エチゾラム(Etizolam) [#gb156cd3] | ||
''精神安定剤'' | ''精神安定剤'' | ||
- | -デパス錠 (製薬会社:田辺三菱製薬株式会社) | + | -デパス錠 (製薬会社:製造販売元 田辺三菱製薬株式会社) |
+ | -デパス細粒 (製薬会社:製造販売元 田辺三菱製薬株式会社) | ||
**作用と効果 [#r8c00860] | **作用と効果 [#r8c00860] | ||
- | ベンゾジアゼピン受容体に作用し、不安や緊張をやわらげます。また、筋肉の緊張をとる作用があります。 通常、神経症、うつ病、心身症(高血圧症、胃・十二指腸潰瘍)における不安・緊張・抑うつ・睡眠障害の改善、けい椎症、腰痛症、筋収縮性頭痛における筋肉のこわばりなどの改善に用いられます。 | + | ベンゾジアゼピン受容体に作用し、不安や緊張をやわらげます。また、筋肉の緊張をとる作用があります。 |
+ | |||
+ | -神経症における不安・緊張・抑うつ・神経衰弱症状・睡眠障害 | ||
+ | -うつ病における不安・緊張・睡眠障害 | ||
+ | -心身症(高血圧症,胃・十二指腸潰瘍)における身体症候ならびに不安・緊張・抑うつ・睡眠障害 | ||
+ | -統合失調症における睡眠障害 | ||
+ | -下記疾患における不安・緊張・抑うつおよび筋緊張 | ||
+ | 頸椎症、腰痛症、筋収縮性頭痛 | ||
**用法・用量 [#i3c235d6] | **用法・用量 [#i3c235d6] | ||
- | -神経症、うつ病 | + | -神経症、うつ病の場合 |
- | 通常、成人は1回2錠(主成分として1mg)を1日3回服用します。 | + | 通常、成人にはエチゾラムとして1日3mgを3回に分けて経口投与する。 |
- | -心身症、けい椎症、腰痛症、筋収縮性頭痛 | + | なお、年齢、症状により適宜増減するが、高齢者には、エチゾラムとして1日1.5mgまでとする。 |
- | 通常、成人は1回1錠(主成分として0.5mg)を1日3回服用します。 | + | -心身症、頸椎症、腰痛症、筋収縮性頭痛の場合 |
- | -睡眠障害 | + | 通常、成人にはエチゾラムとして1日1.5mgを3回に分けて経口投与する. |
- | 通常、成人は1回2~6錠(主成分として1~3mg)を1日1回寝る前に服用します。 | + | なお、年齢,症状により適宜増減するが、高齢者には、エチゾラムとして1日1.5mgまでとする。 |
+ | -睡眠障害に用いる場合 | ||
+ | 通常、成人にはエチゾラムとして1日1~3mgを就寝前に1回経口投与する. | ||
+ | なお、年齢、症状により適宜増減するが、高齢者には、エチゾラムとして1日1.5mgまでとする。 | ||
- | いずれの場合も治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。 | ||
- | 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。 | ||
**生活上の注意 [#w1af61b4] | **生活上の注意 [#w1af61b4] | ||
Line 29: | Line 38: | ||
- | ***稀な副作用 [#s60868ce] | + | ***重大な副作用 [#s60868ce] |
-依存性 | -依存性 | ||
薬への欲求が抑えられない、けいれん、不眠、不安があらわれる | 薬への欲求が抑えられない、けいれん、不眠、不安があらわれる | ||
- | -肝機能障害、黄疸 | + | -呼吸抑制、炭酸ガスナルコーシス |
- | 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる | + | |
-悪性症候群 | -悪性症候群 | ||
- | 発熱(37.5℃以上)、筋肉のこわばり、手足のふるえ | + | 発熱、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗、白血球の増加、血清CK(CPK)の上昇等があらわれる場合がある。 |
-横紋筋融解症 | -横紋筋融解症 | ||
- | 手足の筋肉の痛み、しびれ、脱力感、赤褐色尿 | + | 筋肉痛、脱力感、血清CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。 |
+ | 手足の筋肉の痛み、しびれ、赤褐色尿 | ||
-間質性肺炎 | -間質性肺炎 | ||
- | 発熱、から咳、呼吸困難 | + | 発熱、から咳、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等がみられる。 |
+ | -肝機能障害、黄疸 | ||
+ | 肝機能障害(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、LDH、Al-P、ビリルビン上昇等)、黄疸があらわれることがある。 | ||
+ | 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる。 | ||
+ | |||
+ | ***その他の副作用 [#d3c8b013] | ||
+ | |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| | ||
+ | //|血液及びリンパ系障害|-|-|-|-| | ||
+ | //|肝臓|-|-|-|-| | ||
+ | //|肝胆道系|-|-|-|-| | ||
+ | //|腎臓|-|-|-|-| | ||
+ | //|泌尿器|-|-|-|-| | ||
+ | //|生殖系及び乳房|-|-|-|-| | ||
+ | |精神神経系|-|眠気,ふらつき,めまい,歩行失調,頭痛・頭重,言語障害|不眠,酩酊感,興奮,焦燥,振戦,眼症状(霧視,調節障害)|健忘,刺激興奮,錯乱| | ||
+ | //|精神系|-|-|-|-| | ||
+ | //|神経系|-|-|-|-| | ||
+ | //|感覚器|-|-|-|-| | ||
+ | //|眼|-|-|-|-| | ||
+ | //|耳|-|-|-|-| | ||
+ | //|鼻腔|-|-|-|-| | ||
+ | //|錐体外路症状|-|-|-|-| | ||
+ | |循環器・心臓|-|-|動悸,立ちくらみ|-| | ||
+ | //|血管|-|-|-|-| | ||
+ | |呼吸器・胸郭および縦隔障害|-|-|呼吸困難感|-| | ||
+ | |消化器|-|口渇,悪心・嘔気|食欲不振,胃・腹部不快感,嘔吐,腹痛,便秘,下痢|-| | ||
+ | //|皮膚・皮下組織系|-|-|-|-| | ||
+ | |過敏症|-|発疹|蕁麻疹,そう痒感|紅斑| | ||
+ | //|下垂体・副腎皮質系|-|-|-|-| | ||
+ | //|免疫系|-|-|-|-| | ||
+ | //|代謝及び栄養|-|-|-|-| | ||
+ | //|体液・電解質|-|-|-|-| | ||
+ | //|内分泌|-|-|-|-| | ||
+ | |筋骨格系及び結合組織障害|-|けん怠感,脱力感|易疲労感,筋弛緩等の筋緊張低下症状|-| | ||
+ | //|全身|-|-|-|-| | ||
+ | //|投与部位|-|-|-|-| | ||
+ | //|適用部位|-|-|-|-| | ||
+ | //|感染症|-|-|-|-| | ||
+ | //|傷害、中毒及び処置合併症|-|-|-|-| | ||
+ | //|抵抗機構|-|-|-|-| | ||
+ | |その他|-|-|発汗,排尿障害,浮腫,鼻閉|乳汁分泌,女性化乳房,高プロラクチン血症,眼瞼痙攣| | ||
+ | //|臨床検査|-|-|-|-| | ||
+ | |||
+ | |||
**ジェネリック医薬品 [#bac02fbd] | **ジェネリック医薬品 [#bac02fbd] | ||
-エチゾラム錠 | -エチゾラム錠 | ||
- | -セデコパン錠 | ||
- | -デゾラム錠 | ||
- | -モーズン錠 |
- デパス錠 のバックアップ一覧
- デパス錠 のバックアップ差分(No. All)
- 1: 2012-06-01 (金) 22:15:04 seria
- 2: 2014-10-23 (木) 14:15:59 seria
- 3: 2014-12-03 (水) 12:10:44 seriza
- 現: 2021-06-23 (水) 16:38:49 kondo
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