1: 2011-12-16 (金) 14:56:58 seriza | 現: 2019-02-04 (月) 22:21:24 kondo | ||
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**用法・用量 [#hc60381e] | **用法・用量 [#hc60381e] | ||
-慢性骨髄性白血病 | -慢性骨髄性白血病 | ||
- | --(慢性期)通常、成人は1回ダサチニブとして100mgを1日1回服用します。症状により適宜増減されますが、1日1回140mgまで増量されることがあります。 | + | --慢性期 |
- | --(移行期・急性期)通常、成人は1回ダサチニブとして70mgを1日2回服用します。症状により適宜増減されますが、1回90mgを1日2回まで増量されることがあります。 | + | 通常、成人は1回ダサチニブとして100mgを1日1回服用します。症状により適宜増減されますが、1日1回140mgまで増量されることがあります。 |
+ | --移行期・急性期 | ||
+ | 通常、成人は1回ダサチニブとして70mgを1日2回服用します。症状により適宜増減されますが、1回90mgを1日2回まで増量されることがあります。 | ||
-再発または難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病 | -再発または難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病 | ||
通常、成人は1回ダサチニブとして70mgを1日2回服用します。症状により適宜増減されますが、1回90mgを1日2回まで増量されることがあります。 | 通常、成人は1回ダサチニブとして70mgを1日2回服用します。症状により適宜増減されますが、1回90mgを1日2回まで増量されることがあります。 | ||
本剤は1錠中にダサチニブとして20mgを含有しますが、他に1錠中に50mgを含有する製剤もあり、組み合わせて用いられます。必ず指示された服用方法に従ってください。 | 本剤は1錠中にダサチニブとして20mgを含有しますが、他に1錠中に50mgを含有する製剤もあり、組み合わせて用いられます。必ず指示された服用方法に従ってください。 | ||
- | 飲み忘れた場合は、次の通常飲む時間に1回分を飲んでください。次回からも決められた時間に飲んでください。絶対に2回分を一度に服用してはいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。 | ||
- | |||
**副作用 [#w66401d2] | **副作用 [#w66401d2] | ||
主な副作用として、貧血、発熱、発疹、頭痛、下痢、倦怠感、浮腫などが報告されています。 | 主な副作用として、貧血、発熱、発疹、頭痛、下痢、倦怠感、浮腫などが報告されています。 | ||
- | ***稀な副作用 [#g10c9ebd] | + | ***重大な副作用 [#g10c9ebd] |
-骨髄抑制 | -骨髄抑制 | ||
+ | 汎血球減少、白血球減少、好中球減少、血小板減少、貧血があらわれることがある。 | ||
出血傾向、発熱、貧血症状 | 出血傾向、発熱、貧血症状 | ||
-脳・硬膜下・消化管などの出血 | -脳・硬膜下・消化管などの出血 | ||
頭痛、意識障害、腹痛 | 頭痛、意識障害、腹痛 | ||
+ | -出血 | ||
+ | 脳出血・硬膜下出血、消化管出血があらわれることがある。 | ||
+ | |||
-胸水・肺水腫・心嚢液貯留・腹水・全身性浮腫などの体液貯留 | -胸水・肺水腫・心嚢液貯留・腹水・全身性浮腫などの体液貯留 | ||
- | 呼吸困難、から咳、体重増加 | + | 呼吸困難、乾性咳嗽 等の胸水、体重増加 |
-感染症 | -感染症 | ||
+ | 肺炎、敗血症 等の感染症があらわれることがある。 | ||
発熱、倦怠感、さむけ | 発熱、倦怠感、さむけ | ||
-間質性肺疾患 | -間質性肺疾患 | ||
- | 発熱、から咳、呼吸困難 | + | 発熱、から咳、呼吸困難、胸部X線検査異常等 |
+ | -腫瘍崩壊症候群 | ||
+ | -心電図QT延長 | ||
+ | -心不全、心筋梗塞 | ||
+ | -急性腎障害 | ||
+ | 急性腎障害、ネフローゼ症候群 等があらわれることがある。 | ||
+ | -肺動脈性肺高血圧症 | ||
+ | - | ||
+ | |||
+ | |||
+ | |||
+ | |||
+ | ***その他の副作用 [#zd904948] | ||
+ | |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):10%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):-|BGCOLOR(#dcdcdc):10%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| | ||
+ | |血液及びリンパ系障害|リンパ球数減少|-|網状赤血球数減少,発熱性好中球減少症,播種性血管内凝固,CD4リンパ球数増加,プロトロンビン時間延長,網状赤血球数増加,APTT延長,白血球数増加,好中球数増加,血小板数増加,リンパ球数増加,好酸球数増加,INR増加,単球数減少,プロトロンビン時間短縮,CD4リンパ球数減少,リンパ節症,鉄欠乏性貧血,血中フィブリノゲン増加,フィブリン分解産物増加|赤芽球癆| | ||
+ | |肝臓|AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇,LDH上昇|-|胆嚢炎,ビリルビン上昇,Al-P上昇,γ-GTP上昇,脂肪肝|胆汁うっ滞,肝炎| | ||
+ | //|肝胆道系||||| | ||
+ | |腎臓|-|-|血尿,蛋白尿,夜間頻尿,クレアチニン上昇,血中尿素増加,頻尿,血中クレアチニン減少|-| | ||
+ | //|泌尿器||||| | ||
+ | |生殖系及び乳房|-|-|乳房痛,女性化乳房,月経困難症,不正子宮出血,性器潰瘍形成,不規則月経,腟分泌物|-| | ||
+ | |精神系|-|-|不眠症,抑うつ気分,無感情|不安,感情不安定,錯乱状態,リビドー減退| | ||
+ | |神経系|頭痛|-|味覚異常,浮動性めまい,意識消失,傾眠,肋間神経痛,感覚鈍麻,振戦,手根管症候群,体位性めまい,頚椎症性神経炎,頚腕症候群,片頭痛,脳腫瘤,大脳石灰化|失神,健忘,痙攣,脳血管発作,一過性脳虚血発作,末梢性ニューロパチー,視神経炎| | ||
+ | //|感覚器||||| | ||
+ | |眼|-|-|霧視,角膜炎,眼球乾燥,結膜充血,羞明,アレルギー性結膜炎,結膜炎,白内障,眼脂,後嚢部混濁,網膜症,飛蚊症,眼圧上昇|流涙増加| | ||
+ | |耳|-|-|耳不快感,耳管閉塞,耳鳴,聴力低下|回転性めまい| | ||
+ | //|錐体外路症状||||| | ||
+ | |循環器 心臓|-|-|心拡大,動悸,頻脈,大動脈弁閉鎖不全症,僧帽弁閉鎖不全症,洞性徐脈,上室性期外収縮,心室性期外収縮,左室肥大,不整脈,第一度房室ブロック,心房頻脈,脚ブロック,心肥大,心筋症,左房拡張,心電図ST部分下降|心機能障害,狭心症,心膜炎,心室性不整脈,心室性頻脈,心筋炎,急性冠動脈症候群,肺性心,心房細動,心房粗動,心電図異常T波| | ||
+ | |血管|出血(肺出血,歯肉出血,結膜出血,鼻出血,皮下出血,点状出血,カテーテル留置部位出血)|-|低血圧,高血圧,ほてり,血腫|血栓性静脈炎,網状皮斑,血栓症/塞栓症(肺塞栓症,深部静脈血栓症)| | ||
+ | |呼吸器|咳嗽|-|呼吸困難,低酸素症,発声障害,咽喉頭疼痛,上気道の炎症,咽頭紅斑,咽喉頭不快感,湿性咳嗽,鼻漏,痰貯留,鼻炎,胸膜炎,鼻痛|肺浸潤,肺臓炎,肺高血圧症,喘息,気管支痙攣,急性呼吸窮迫症候群| | ||
+ | |消化器|下痢,悪心|-|腹痛,腹部膨満,口唇炎,歯肉炎,胃不快感,異常便,変色便,胃炎,痔核,口唇水疱,心窩部不快感,口内乾燥,歯肉腫脹,口唇乾燥,口の感覚鈍麻,便秘,嘔吐,口内炎,びらん性胃炎,歯痛,裂肛,齲歯,腸炎,腸憩室,消化不良,胃潰瘍,歯肉痛,裂孔ヘルニア,鼡径ヘルニア,歯周炎,肛門周囲痛,逆流性食道炎,唾液腺痛,胃異形成,痔出血,口の錯感覚,腹壁障害,口腔粘膜びらん,腹部不快感,食道炎,歯根嚢胞|粘膜炎,大腸炎,嚥下障害,上部消化管潰瘍,膵炎,タンパク漏出性胃腸症| | ||
+ | |皮膚・皮下組織系|発疹|-|紅斑,ざ瘡,脱毛症,湿疹,そう痒症,紫斑,皮膚乾燥,多汗症,爪の障害,丘疹,皮膚剥脱,皮膚肥厚,全身性そう痒症,蕁麻疹,皮膚色素脱失,皮膚嚢腫,皮膚炎,皮脂欠乏性湿疹,結節性紅斑,毛髪変色,脂漏性皮膚炎,皮膚潰瘍,皮下結節,手掌・足底発赤知覚不全症候群|水疱形成,色素沈着障害,光線過敏性反応,急性熱性好中球性皮膚症,脂肪織炎,手足症候群| | ||
+ | //|過敏症||||| | ||
+ | //|下垂体・副腎皮質系||||| | ||
+ | |免疫系|-|-|移植片対宿主病,過敏症|結節性紅斑| | ||
+ | |代謝及び栄養|電解質異常(リン,カリウム,カルシウム,マグネシウム,ナトリウム,クロール)|-|甲状腺機能低下症,血中甲状腺刺激ホルモン増加,BNP増加,CRP増加,脱水,総蛋白増加,食欲不振,血中尿酸増加,血中アルブミン減少,総蛋白減少,糖尿病|-高コレステロール血症| | ||
+ | //|内分泌||||| | ||
+ | |筋骨格系及び結合組織障害|筋痛,CK(CPK)上昇|-|関節痛,四肢痛,背部痛,筋力低下,筋骨格硬直,側腹部痛,関節腫脹,骨関節炎,滑液嚢腫,腱痛,CK(CPK)減少,筋痙縮,頚部痛,筋骨格痛,変形性脊椎炎,滑膜炎,顎関節症候群,腱鞘炎,椎間板突出,骨痛|筋肉の炎症,横紋筋融解,腱炎,投与中止に伴う筋骨格系疼痛 | | ||
+ | |全身|発熱,表在性浮腫(浮腫,眼瞼浮腫,咽頭浮腫,顔面腫脹,末梢性浮腫,顔面浮腫,腫脹,口腔浮腫),倦怠感|-|胸痛,悪寒,疲労,熱感,疼痛,胸部不快感,口渇,異常感,末梢冷感,限局性浮腫,インフルエンザ様疾患|無力症,温度変化不耐症| | ||
+ | //|投与部位||||| | ||
+ | |感染症|-|-|感染,鼻咽頭炎,気管支炎,膀胱炎,サイトメガロウイルス感染,毛包炎,胃腸炎,ヘルペスウイルス感染,眼感染,インフルエンザ,膣カンジダ症,尿路感染,気管支肺炎,蜂巣炎,帯状疱疹,爪白癬,外耳炎,足部白癬,上気道感染,歯肉感染,感染性腸炎,副鼻腔炎|感染性小腸結腸炎| | ||
+ | //|抵抗機構||||| | ||
+ | |その他|体重増加|-|腫瘍熱,体重減少,尿沈渣異常,潜血,血中アミラーゼ増加,尿中ウロビリン陽性,尿中ブドウ糖陽性,血中トリグリセリド増加,血中葉酸減少,ビタミンB12減少|挫傷| | ||
+ | //|臨床検査||||| | ||
+ | |||
- | **ジェネリック医薬品 [#g9a7a96c] | + | //**ジェネリック医薬品 |
- | - (製薬会社:) | + | - |
- スプリセル錠 のバックアップ一覧
- スプリセル錠 のバックアップ差分(No. All)
- 1: 2011-12-16 (金) 14:56:58 seriza
- 現: 2019-02-04 (月) 22:21:24 kondo
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