- ソース を表示
- サイラムザ点滴静注液 へ行く。
10: 2019-10-29 (火) 12:53:31 kondo | 現: 2022-01-15 (土) 15:19:18 kondo | ||
---|---|---|---|
Line 3: | Line 3: | ||
*ラムシルマブ(遺伝子組換え)(Ramucirumab genetical recombination) [#g2e09f0f] | *ラムシルマブ(遺伝子組換え)(Ramucirumab genetical recombination) [#g2e09f0f] | ||
''抗悪性腫瘍剤 血管新生阻害剤'' | ''抗悪性腫瘍剤 血管新生阻害剤'' | ||
- | -サイラムザ点滴静注液 (製薬会社:日本イーライリリー株式会社) | + | -サイラムザ点滴静注液 (製薬会社:製造販売元 日本イーライリリー株式会社) |
ヒト型抗血管内皮細胞増殖因子(VEGF)受容体2モノクローナル抗体で、胃がん治療における血管新生阻害剤です。 | ヒト型抗血管内皮細胞増殖因子(VEGF)受容体2モノクローナル抗体で、胃がん治療における血管新生阻害剤です。 | ||
**作用と効果 [#c99c79f9] | **作用と効果 [#c99c79f9] | ||
Line 11: | Line 11: | ||
ラムシルマブは、VEGFR-2の活性化阻害により、内皮細胞の増殖、遊走及び生存を阻害し、腫瘍血管新生を阻害すると考えられます。 | ラムシルマブは、VEGFR-2の活性化阻害により、内皮細胞の増殖、遊走及び生存を阻害し、腫瘍血管新生を阻害すると考えられます。 | ||
+ | |||
-治癒切除不能な進行・再発の胃癌 | -治癒切除不能な進行・再発の胃癌 | ||
-治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌 | -治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌 | ||
Line 25: | Line 25: | ||
-治癒切除不能な進行・再発の胃癌、がん化学療法後に増悪した血清AFP値が400ng/mL以上の切除不能な肝細胞癌 | -治癒切除不能な進行・再発の胃癌、がん化学療法後に増悪した血清AFP値が400ng/mL以上の切除不能な肝細胞癌 | ||
- | 通常、成人には2週間に1回、ラムシルマブ(遺伝子組換え)として1回8mg/kg(体重)をおよそ60分かけて点滴静注する。なお、患者の状態により適宜減量する。 | + | 通常、成人には2週間に1回、ラムシルマブ(遺伝子組換え)として1回8mg/kg(体重)をおよそ60分かけて点滴静注する。初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。なお、患者の状態により適宜減量する。 |
-治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌 | -治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌 | ||
- | イリノテカン塩酸塩水和物、レボホリナート及びフルオロウラシルとの併用において、通常、成人には2週間に1回、ラムシルマブ(遺伝子組換え)として1回8mg/kg(体重)をおよそ60分かけて点滴静注する。なお、患者の状態により適宜減量する。 | + | イリノテカン塩酸塩水和物、レボホリナート及びフルオロウラシルとの併用において、通常、成人には2週間に1回、ラムシルマブ(遺伝子組換え)として1回8mg/kg(体重)をおよそ60分かけて点滴静注する。初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。なお、患者の状態により適宜減量する。 |
-切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | -切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | ||
- | ドセタキセルとの併用において、通常、成人には3週間に1回、ラムシルマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kg(体重)をおよそ60分かけて点滴静注する。なお、患者の状態により適宜減量する。 | + | 化学療法既治療の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者の場合、ドセタキセルとの併用において、通常、成人には3週間に1回、ラムシルマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kg(体重)をおよそ60分かけて点滴静注する。初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。なお、患者の状態により適宜減量する。 |
- | + | ||
+ | EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者の場合、エルロチニブ塩酸塩又はゲフィチニブとの併用において、通常、成人には2週間に1回、ラムシルマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kg(体重)をおよそ60分かけて点滴静注する。初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。なお、患者の状態により適宜減量する。 | ||
***用法用量に関連する使用上の注意 [#headc7d2] | ***用法用量に関連する使用上の注意 [#headc7d2] | ||
Line 50: | Line 49: | ||
***重大な副作用 [#g5497391] | ***重大な副作用 [#g5497391] | ||
-動脈血栓塞栓症 | -動脈血栓塞栓症 | ||
- | 心筋梗塞、脳血管障害 | + | 心筋梗塞、脳血管障害等があらわれることがある。 |
-静脈血栓塞栓症 | -静脈血栓塞栓症 | ||
- | 肺塞栓症 | + | 肺塞栓症等があらわれることがある。 |
-Infusion reaction | -Infusion reaction | ||
- | 悪寒、紅潮、低血圧、呼吸困難、気管支痙攣 | + | アナフィラキシー、悪寒、潮紅、低血圧、呼吸困難、気管支痙攣等があらわれることがある。 |
-消化管穿孔 | -消化管穿孔 | ||
-出血 | -出血 | ||
Line 64: | Line 63: | ||
-瘻孔 | -瘻孔 | ||
-可逆性後白質脳症症候群 | -可逆性後白質脳症症候群 | ||
+ | -ネフローゼ症候群、蛋白尿 | ||
+ | -間質性肺疾患 | ||
+ | -肝不全、肝障害 | ||
+ | 肝不全、AST、ALT等の上昇を伴う肝障害、肝性脳症があらわれることがある。 | ||
+ | -感染症 | ||
+ | 肺炎、尿路感染、敗血症等があらわれることがある。 | ||
+ | - | ||
***その他の副作用 [#jc0aabc7] | ***その他の副作用 [#jc0aabc7] |
- サイラムザ点滴静注液 のバックアップ一覧
- サイラムザ点滴静注液 のバックアップ差分(No. All)
- 1: 2015-05-27 (水) 20:30:25 seria
- 2: 2015-05-27 (水) 20:34:44 seria
- 3: 2015-07-07 (火) 15:57:59 seria
- 4: 2015-11-05 (木) 23:27:21 seria
- 5: 2016-03-04 (金) 23:53:36 seria
- 6: 2016-06-23 (木) 15:13:58 cons
- 7: 2016-11-18 (金) 16:30:41 seriza
- 8: 2019-02-20 (水) 20:35:34 kondo
- 9: 2019-04-09 (火) 20:35:01 kondo
- 10: 2019-10-29 (火) 12:53:31 kondo
- 現: 2022-01-15 (土) 15:19:18 kondo
スポンサーリンク
ぺージ情報 | |
---|---|
ぺージ名 : | サイラムザ点滴静注液 |
ページ別名 : | 未設定 |
ページ作成 : | seriza |
閲覧可 | |
グループ : | すべての訪問者 |
ユーザー : | すべての訪問者 |
編集可 | |
グループ : | 登録ユーザ |
ユーザー : | なし |
Counter: 11175,
today: 1,
yesterday: 0