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1: 2015-09-29 (火) 00:36:00 kondo | 現: 2019-10-02 (水) 18:26:13 kondo | ||
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*セツキシマブ(遺伝子組換え)(Cetuximab genetical recombination) [#gc600b21] | *セツキシマブ(遺伝子組換え)(Cetuximab genetical recombination) [#gc600b21] | ||
''抗悪性腫瘍剤 抗ヒトEGFR モノクローナル抗体'' | ''抗悪性腫瘍剤 抗ヒトEGFR モノクローナル抗体'' | ||
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+ | --EGFR | ||
+ | Epidermal Growth Factor Receptor (上皮細胞増殖因子受容体) | ||
-アービタックス注射液 (製薬会社:メルクセローノ株式会社) | -アービタックス注射液 (製薬会社:メルクセローノ株式会社) | ||
**作用と効果 [#o0952b84] | **作用と効果 [#o0952b84] | ||
がん細胞の増殖に関連する因子(EGFR:上皮細胞増殖因子受容体)を阻害することにより、がん細胞の増殖や分化を抑えます。 | がん細胞の増殖に関連する因子(EGFR:上皮細胞増殖因子受容体)を阻害することにより、がん細胞の増殖や分化を抑えます。 | ||
- | 通常、EGFR陽性の大腸がん(結腸がん・直腸がん)や、頭頸部がんの治療に用いられます。 | + | |
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+ | RAS 遺伝子野生型の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌 | ||
+ | 頭頸部癌 | ||
**用法・用量 [#xec2b8da] | **用法・用量 [#xec2b8da] | ||
- | 通常、成人は週に1回、静脈内に点滴します。具体的な使用については医師にお尋ねください。この薬を点滴する前に、インフュージョン・リアクション(薬剤注入に伴う反応)を予防するための薬(抗ヒスタミン剤など)を使用します。 | + | |
+ | 通常、成人には週1回、セツキシマブ (遺伝子組換え) として、初回は400mg/m2 (体表面積) を2時間かけて、2回目以降は250mg/m2 (体表面積) を1時間かけて点滴静注する。なお、患者の状態により適宜減量する。 | ||
**生活上の注意 [#g46c852d] | **生活上の注意 [#g46c852d] | ||
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主な副作用として、ざ瘡、皮膚乾燥、発疹、下痢、そう痒症、食欲不振、吐き気、疲労、粘膜の炎症、ざ瘡様皮膚炎、爪囲炎、口内炎などが報告されています。 | 主な副作用として、ざ瘡、皮膚乾燥、発疹、下痢、そう痒症、食欲不振、吐き気、疲労、粘膜の炎症、ざ瘡様皮膚炎、爪囲炎、口内炎などが報告されています。 | ||
- | ***稀な副作用 [#n6011767] | + | ***重大な副作用 [#n6011767] |
- | -インフュージョン・リアクション(薬剤注入に伴う反応) | + | -重度のインフュージョン・リアクション(infusion reaction 薬剤注入に伴う反応) |
- | 急に呼吸が困難になる、蕁麻疹、血圧低下、意識消失などのアナフィラキシー症状 | + | 重度のinfusion reactionとして、気管支痙攣、蕁麻疹、低血圧、意識消失又はショックを症状としたアナフィラキシー様症状があらわれることがある。 |
-重度の皮膚症状 | -重度の皮膚症状 | ||
- | にきびのような発疹、皮膚の乾燥・炎症など | + | --皮膚症状 |
+ | 主にざ瘡様皮疹、皮膚の乾燥及び亀裂、続発する炎症性及び感染性の症状 (眼瞼炎、口唇炎、蜂巣炎、嚢胞等)があらわれることがある。 | ||
+ | 皮膚症状 (主にざ瘡様皮疹) 発現後に、切開排膿を要する膿瘍、壊死性筋膜炎や黄色ブドウ球菌敗血症等を合併することがある。 | ||
-間質性肺疾患 | -間質性肺疾患 | ||
咳が出る、息切れする、熱がある、倦怠感(だるさ)がある | 咳が出る、息切れする、熱がある、倦怠感(だるさ)がある | ||
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腹痛、激しい下痢、脱水 | 腹痛、激しい下痢、脱水 | ||
-血栓塞栓症 | -血栓塞栓症 | ||
+ | 深部静脈血栓症、肺塞栓症等があらわれることがある。 | ||
息苦しい、胸が苦しい、ふくらはぎを押すと痛む | 息苦しい、胸が苦しい、ふくらはぎを押すと痛む | ||
-感染症 | -感染症 | ||
肺炎、敗血症などの症状 | 肺炎、敗血症などの症状 | ||
+ | |||
+ | ***その他の副作用 [#d622bc95] | ||
+ | |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):10%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):0.5~10%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):0.5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| | ||
+ | |血液及びリンパ系障害|-|白血球減少症、好中球減少症、ヘモグロビン減少、血小板減少症、リンパ球減少症|白血球増加症、好中球増加症|-| | ||
+ | |肝臓|-|ALT (GPT) 上昇、AST (GOT) 上昇、Al-P上昇|血中ビリルビン増加|-| | ||
+ | //|肝胆道系|-|-|-|-| | ||
+ | //|腎臓|-|-|-|-| | ||
+ | //|泌尿器|-|-|-|-| | ||
+ | //|生殖系及び乳房|-|-|-|-| | ||
+ | |精神神経系|-|末梢神経障害|不眠症、頭痛|-| | ||
+ | //|精神系|-|-|-|-| | ||
+ | //|神経系|-|-|-|-| | ||
+ | //|感覚器|-|-|-|-| | ||
+ | |眼|-|結膜炎、角膜炎|眼瞼炎|-| | ||
+ | //|耳|-|-|-|-| | ||
+ | //|鼻腔|-|-|-|-| | ||
+ | //|錐体外路症状|-|-|-|-| | ||
+ | |循環器・心臓|-|-|心筋梗塞|-| | ||
+ | //|血管|-|-|-|-| | ||
+ | |呼吸器・胸郭および縦隔障害|-|呼吸困難、鼻出血|喀血、咳嗽|-| | ||
+ | |消化器|下痢|口内炎、食欲不振、悪心、嘔吐、便秘、腹痛|消化不良、歯槽出血、吐血|-| | ||
+ | |皮膚・皮下組織系|ざ瘡/ざ瘡様皮膚炎、皮膚乾燥、発疹、爪囲炎、そう痒症|皮膚亀裂、脱毛症、皮膚反応、口唇炎、爪の障害、手足症候群、蕁麻疹、皮膚障害、剥脱性皮膚炎、毛髪障害|-|皮膚毒性、多毛症| | ||
+ | //|過敏症|-|-|-|-| | ||
+ | //|下垂体・副腎皮質系|-|-|-|-| | ||
+ | //|免疫系|-|-|-|-| | ||
+ | |代謝及び栄養|低マグネシウム血症|低カルシウム血症、低アルブミン血症、低カリウム血症、低ナトリウム血症|脱水、低リン酸血症、総蛋白減少、血中アミラーゼ増加|-| | ||
+ | //|体液・電解質|-|-|-|-| | ||
+ | //|内分泌|-|-|-|-| | ||
+ | //|筋骨格系及び結合組織障害|-|-|-|-| | ||
+ | |全身|-|倦怠感、疲労、発熱、体重減少、粘膜の炎症、浮腫、悪寒|疼痛 (皮膚・筋肉等)、無力症、PO2低下|-| | ||
+ | //|投与部位|-|-|-|-| | ||
+ | //|適用部位|-|-|-|-| | ||
+ | //|感染症|-|-|-|-| | ||
+ | //|抵抗機構|-|-|-|-| | ||
+ | |その他|放射線性皮膚炎|過敏症|尿蛋白、C-反応性蛋白増加、血尿、尿中ウロビリン陽性、尿中血陽性、卵巣嚢胞破裂|遅発性放射線障害| | ||
+ | //|臨床検査|-|-|-|-| | ||
**ジェネリック医薬品 [#l0e4f777] | **ジェネリック医薬品 [#l0e4f777] | ||
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- アービタックス注射液 のバックアップ一覧
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